2016年2月10日水曜日

知っておきたい身近な感染症発生状況 -- インフルエンザとおたふくかぜ --

1月になり、暖冬という予測を覆して、

低気圧のもたらした低温による大雪で、

東京多摩地域の立川近辺では、まだあちこち道路脇には、雪の固まりが残っています。


急な気温低下の影響もあり、

1月の第3週目から一気にインフルエンザにかかる患者さんが増えました。

立川市内の小学校での学級閉鎖も報告されています。


当クリニックの来院患者さんのインフルエンザ検査では、今回ほとんどがB型の患者さんです。


予防接種 がインフルエンザ予防の原則であることはもちろんですが、

この時期、とにかく 【うがい】 【手洗い】 【マスク着用】 により、

うつさない、うつらない、咳エチケットを徹底しましょう。


一方で、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)について、


例年より流行の可能性があると報告されています。


やはり、くしゃみやせきで感染し、発熱や耳の下の腫れが特徴ですが、

合併症として 難聴、無菌性髄膜炎が知られており、感染しないように予防が大切です。


【うがい】 【手洗い】 を徹底し、
罹ったことがない場合には、2回の予防接種 をお勧めします。